2005年 | 五窓歩の「洒落だぜ」

作品詩句

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  • ◆ 夏の油でげとうとは 五右衛門さまも知らんめぇ
      もっとも夏油さ知っちょれば あげな釜にはへぇるめえ


    11年ぐらい前2泊した折、偶然にも当社のアルバイトに来ていたY君御夫婦と
    ばったり会ってしまいました。奥様のご実家がこの近所だそうです。
    文中の五右衛門は『石川五右衛門』のことです。
    山奥の温泉で日本秘湯を守る会会員の宿です。山奥でいい温泉ですよ。


    元湯夏油  岩手県北上市和賀町岩崎新田1-22  TEL 090-5834-5151
    2005年1月

    01

  • ◆満天の星を肴にコップ酒
    袖振り合うも 泥湯の縁と


    私が泊まった折、(12年前ぐらい)地熱発電のコマーシャルの撮影が行われて
    いました。その監督さんと夜、露天風呂でコップ酒を交わし、良い思い出となっ
    ております。


    泥湯温泉 奥山旅館  秋田県湯沢市高松宇泥湯沢25  TEL0183-79-3021

    02

  • ◆遠き日に文交わしたる その人は
    光輝く土湯の道に


    2ページの青函の・・・と始まった旅の途中、猪苗代湖でテントを張っていた
    私の隣で御家族でやはりテントを張っていた娘さんと文通をしました。
    40年前の話です。福島県奥土湯温泉に行く折、いつか来たことのある家並み
    を思い出しました。  2005年1月

    03

  • ◆手八丁口八丁
    丁半そろって 胸突き八丁
    八丁長屋  豆腐一丁
    湯は八丁  八丁の湯


    ??????????7~8年前、一泊させて頂きました。
     八丁湯  栃木県塩谷郡栗山村大字川俣876 TEL0288-96-0306 2005年1月

    04

  • ◆ 薬師の湯 ダルマストーブ 妻ねぶた

    05

  • ◆薬地蔵 雪のシャッポで  どこさいく


    今年中に改築するそうです。内湯はとっても良いですよ。
    初雪首都高速通行止め


    かやぶきの郷薬師温泉旅籠  
    群馬県吾妻郡吾妻町本宿3330-20
    TEL 0279-69-2422    2005年1月

    06

  • ◆おはよう
    アラおはようお疲れみたいネめずらしい飲み過ぎ?
    そうなの30年ぶりのお客様でさそうよかったじゃない、
    お前に会いたかったんじゃないそうかもネ、
    立派になってさ、部下の人連れてお店の女の子と楽しそうに
    飲んでくれたわでも男性はいいわ、齢をとってもそれなりで、
    女は何時まで経っても大変よ、しわは増えるは体はくずれるは、
    いいことないわ
    妻に母、ママにお婆ちゃん、ヘルパーさん、4役5役よ
    何を言ってるのよ、健康だから出来るんでしょ、感謝しなさいよ、
    それはそうとアンタ何時までやるのわからない、どうにかなるでしょ、
    やり手ババアで、鳳をこよなく愛してくれた男達と、もう少し一緒にいたいの
    そうネ、頑張りなさいよ、あなたはいい女よ
    褒めてくれるのはあんただけ、ありがと。
    ピンポーン、ピンポーン。
    あらやだわ、お化粧してるときに誰かしら
    ピンポーン、ピンポーン。
    はいはい、今行くわ、ちょっと待っててネ、すぐ戻るから、もう少し話がしたいの
    私たちクラブの岩田さんのお店です。今年で40周年になるそうです。
    本当に凄い事です。文中の男性は一年前にゲストとしてお見えになり
    講演をして下さった後、二次会の鳳に行き一緒に飲ませて頂いたMさんです。   
    2005年1月プレゼント

    07

  • ◆アンデスの時の狭間に忘れ置く
    雲行く都マチュピチュ悲し

    08

  • ◆ 音も無く水面を滑るトトラ舟
    どこへ行くやら赤子を乗せて


    2004年南米ペルーへ旅行。念願の世界遺産マチュピチュに到着、『百聞は一見
    に如かず』とはよく言ったものだ。標高2280m空中都市、1911年アメリカの歴史
    学者ハイラム・ビンガムにより発見される。
    ああ書いている自分がハイになりそう。
    マチュピチュに一番近い町アグアスカリエンテスでのフオクローレ(民族楽器)
    (コンドルは飛んでいくで有名)の音色、石焼のピザ、温泉、温泉といえば
    何故か日本の伊香保を思い出してしまった。本当によく伊香保と似ています。
    ぜひ伊香保は姉妹都市になるべきだ。関係者に言ってやろう。
    チチカカ湖も本当に良かったですよ。トトラ舟というのは葦を編んで作った舟です。
    でも、ペルーに行ったらぜひ見て来て欲しいものがあります。
    それは天野博物館です。
    ぜひインターネットで調べて下さい。首都リマにある博物館です。
    紹介してくださった横須賀の雑賀さんには感謝申し上げます。     2005年2月

    09

  • ◆白梅に熱き血潮の和倶楽見ゆ


    三浦按針とライオンズクラブの御縁で一泊させて頂きました。
    和洋折衷のなかなか素敵なホテルでした。
    そばにある「和むら総本店」で食事をした時、長さ二五センチメートルはある
    名物料理の『大海老フライ』はボリューム満点でした。
    庭に咲いている白梅を見てホテル開業までの御苦労は努力の結晶だと思います。


    ホテル和倶楽 オーナー大川さんへプレゼント   2005年3月
    静岡県伊東市富戸1007‐21   TEL0557‐52‐0800

    10

  • ◆病みて起ち 石和かげつに
    遊ばれて 友と語らん 桜咲く頃


    私達クラブの手塚さんが大病を患い、病気を克服して石和の「ホテルかげつ」
    において快気祝いに参加させて頂きました。
    手塚さんいつまでもお元気で頑張って下さい。


    手塚さんへプレゼント   2005年4月

    11

  • ◆ 抱かせて 抱かせて 今宵 silk lingerie
    抱いて 抱いて消せない biue 消したい tattoo
    抱いて 抱かせて 巡る 巡る romantic
    抱いて 抱かせて
    夜明けが迎えに来るまで
    抱いて 抱かせて 抱いて 抱かせて
    小雨 小雨 小雨 ヨコスカ

      抱かせて 抱かせて 今宵 silk lingerie
      抱いて 抱いて 消せない biue 消したい tattoo
      抱いて 抱かせて 巡る 巡る ecstasy
      抱いて 抱かせて 港のカモメが飛ぶまで
      抱いて 抱かせて 抱いて 抱かせて
      Navy Navy Navy ヨコスカ

      抱かせて 抱かせて 今宵 silk lingerie
      抱いて 抱いて 消せない biue 消したい tattoo
      抱いて 抱かせて 巡る 巡る jealcusy
      抱いて 抱かせて 一番列車が出るまで
      抱いて 抱かせて 抱いて 抱かせて
      Bybe Bybe Bybe ヨコスカ

    ある飲み屋さんの女の子イメージで書かせて頂きました。「洒落だぜ」 2005年5月

    12

  • ◆浮舟に 頭を乗せて 聞く壁湯


    温泉好きな私も冷泉には入ったことがありませんでした。
    地元の方は2~3時間入るそうです。
    湯船の中に、厚さ8センチ、縦40センチ、横50センチぐらいの板に、
    地元の方は両手を乗せて入浴したり、食事をしたりしていました。
    湯温は39℃度前後あるそうです。(うきぶねと読まさせて頂きます。)
    岩の岩盤から滔滔とお湯があふれ自然の景観の中、素晴らしかったです。
    食事は御主人様自家栽培のお米、おかみさんの笑顔、
    もう一度、行きたいと思います。
    オートバイで来ていた愛媛県の野田さん、いつかまた会えるといいですね。
    私の昔を思い出しました。 


    壁湯天然洞窟温泉 旅館 福元屋(日本秘湯を守る会)
    大分県玖珠郡九重町大字町田壁湯  TEL0973-78-8754
    2005年五月

    13

  • ◆浮気ひとつも出来ないくせに 町に明かりが灯る頃
    チョイトイッパイ居酒屋で 帰りゃいいのに可愛いい女
    見たさ逢いたさ勘違い ここは横須賀米ヶ浜
    メール一本もらっただけで たまにゃ行こうかネギしょって
    解っちゃいるが病気だもん そばに座った可愛いい女
    もてているよな勘違い ここは横須賀大滝町
    あなたの好きな居酒屋さんに 今度いっしょに連れてって
    お店はなれて飲みたいの そっと手をおく可愛いい女
    山のタヌキの勘違い ここは横須賀若松町


    ある飲み屋さんの女の子イメージで書かせて頂きました。
      「洒落だぜ」                        2005年5月

    14

  • ◆古湯には茂吉 白鷺 赤い橋
    釣人 河鹿 冷泉と 心を癒す小道具多し


     齋藤茂吉・・・明治15年山形県上山市金瓶に生まれ多くの秀歌を残す。
     古湯温泉の鶴霊泉は齋藤茂吉が湯治の為、入浴したそうです。
    庭に歌碑がありました。
      素敵なおかみさんでした。     2005年5月
     佐賀県佐賀郡富士町古湯875番地  TEL 0952-58-2021
     元湯温泉 鶴霊泉(かくれいせん)

    15

  • ◆ 手作りの湯船に浮かぶ夏蜜柑

    16

  • ◆ 黒船に乗って行きたし松蔭を
    湯気に匿う蓮台寺

    17

  • ◆川に身を残り香さえも無常なり
    下田芸者や唐人お吉


    2004年5月下田へ行かさせてもらいました。
    蓮台寺は本当にいい温泉です。
    私が泊まった『さくらや』さんは、おじいちゃま、おばあちゃまの旅館で、
    お風呂は多分おじいちゃまの手作りだと思います。
    湯量バツグン、町のあちこちから湯煙がたちこめていました。
    下田は横須賀と同じに開国の地としてPRしています。
    下田はペリー、黒船、吉田松陰、唐人お吉、自然がいっぱいの観光地です。
    また、ホテル下田ベイクロシオは若い人に人気があるようです。

    2005年5月プレゼント
    ホテル下田ベイクロシオ  下田市柿崎4-1  TEL 0558-27-2111
    旅館さくらや  下田市蓮台寺267-1    TEL 0558-22-1966

    18

  • ◆もう少し早く指してくれると
    嬉しいんですけど妻としては


    2005年6月26日(日)NHK杯(将棋)解説の千葉涼子女流王将の旦那様である
    千葉幸生五段と島朗八段の対局中。旦那様が時間いっぱいで指すので、おもわず
    テレビで言ってしまった言葉です。胸中を察するに同感だと思います。
    (持ち時間の30秒以内で指さないと負けてしまう。)ちなみに旦那様が勝ちました。
    6月23日、24日伊豆河津(今井荘)第63期名人戦において久保利明八段と見事な
    解説をしていました。サインまで頂いて有難う御座います。


    千葉涼子さんへプレゼント

    19

  • ◆引きよせて手繰りて掴む十八世
    河津の羽生は引く津波かな


    第63期将棋名人戦7番勝負(毎日新聞社主催)の第7局が23、24日の両日、静岡県
    河津町の(今井荘)で指され、森内俊之名人(34)が挑戦者の羽生善治四冠(34)
    109手で破り、4勝3敗で初防衛を果たした。通算3期目。他のタイトルを含め4回目
    の防衛戦で初めての防衛となった。森内名人は2年前、羽生4冠に4連敗で名人を
    奪われた後、竜王、王将を続けて奪取。昨年の名人戦では4勝2敗で名人も取り返
    し、3冠になると同時に羽生4冠を王座の一冠に追い込んこんだ。しかし昨年末は
    竜王戦で渡辺明竜王に、今年初めの王将戦で羽生4冠に敗れ、名人のみの一冠
    になっていた。今期名人戦は一敗のあと3連勝し、防衛まであと一勝と迫りながら
    も2連敗。最終決戦の第七局では相矢倉の激闘を制し、名人位を死守した。
    一方、羽生4冠は、今回勝てば名人獲得通算五期で永世名人資格者(引退後に
    18世名人を名乗ることができる)となるところだったが、次回に持ち越しとなった。
    森内名人の話・・・勝った将棋も負けた将棋も自分の力は最大限出せたと思うし、
    それがこういう結果になってよかった。今までやってきたことを全部出し切ろうと
    思ってやりました。

    【羽生四冠の話】
    全体的に苦しい将棋が多かったが、力は出し切れたと思う。
    (18世名人については)残念ですけど、結果は結果なのでしょうがない。

    2005年6月25日(土)朝刊朝日新聞社記者 村上耕司さんの記事
    3ページに羽生さんの詩がありますが7冠を取ったとき(平成8年2月4日)私も現場
    にいました。今回も個人的には取れると思いました。(縁起の良い今井荘で2勝して
    いる。いずれも王将戦で)次回頑張って下さい。(津波のように)夕食、朝食と偶然、
    村上さんと一緒のテーブルでお話をさせて頂き有難う御座いました。
    対局場 今井荘 静岡県賀茂郡河津町見高127  TEL 0558-34-1155

    20

  • ◆ 関さばとあじがおなかでおよいじょる


    三浦按針漂着の地、臼杵市の黒島へ「渡辺さん」寄った帰り道、大分市関にある
    江戸寿司さんへ午後3時頃寄らせてもらいました。初めて食べた関さば、関あじは
    絶品! 本当にうまかった。
    さすがにブランドだと思いました。御夫婦で商いをしているお店です。
    平成17年5月26日に行かさせて頂きました。


    江戸寿司さんへプレゼント7月
    大分県大分市関2232-103  TEL 097-575-1124

    21

  • ◆ カナディアンロッキーの谷間から貨物列車の喘ぐような汽笛が聞こえる。
    スパイラルトンネルに向かう、100両以上の一糸乱れぬ鉄の箱の行進だ。
    普通トンネルは山の中を通り反対側へ出るのだが、このトンネルは同じ山肌
    に落差50メートル位の所へ出てくる。したがって山の中がUの字になっている
    のだ。赤色の牽引車二両がその勇姿を出口に見せる頃、50両目?はトンネル
    の入口付近最後尾の赤い力持ちと先頭車両を直線で結び真上を見上げると、
    森林限界の緑、茶色の岩肌、雪を頂くロッキーの白、澄み切ったバンフの青空。
    赤、緑、茶、白、青、なんとも絵になるロケーションではないか。
    我が終着駅までの良き思い出になるだろう。この地へ来れた事に感謝し、旅の
    途中7日目、インズオブバンフ549号室7時45分ペンを置く。最後に旅の隣人
    (SWT夫妻)に幸多からん事をアーメン。
    又、新しき道エイチャンロードにオッサムエイ
    イギリスでの三浦按針祭(9月17日)に参加の為、按針ゆかりの地(臼杵市、
    伊東市、横須賀市、日本橋、佐野市、平戸市、イギリス大使館)の後援を頂き
    11名で参加予定でしたが、残念なことにテロで中止になってしまいました。
    メンバーから日程が空いてしまうという申し出があり、急遽カナダに変更。
    初めて行ったカナダはびっくりするぐらい自然を大切にされている国というのが
    私の印象でした。歴史的にイギリスとフランス語が母国語だそうです。
    文中「森林限界」とは、これ以上森林生育の出来ない所の線。
    文中「エイチャンロード」とは、男四人が夜10時頃ナイアガラの滝で道に迷って
    しまい、エイチャンが発見した新しい道を決死の思いで帰って来ました。
    という事でメンバーでエイチャンロードと名付けました。
    文中「オッサムエイ」とは、どうも方言のようなもので現地の人がよく語尾につける
    のだそうです。意味は間違っているかもしれませんが「だんべ」とか「よう」そんな
    感じではないでしょうか。悪い意味ではないそうです。     
    旅行日 2005年9月12日~20日

    22

  • ◆ 喜楽
      年代物の竹竿に掛かった暖簾(のれん)をくぐると
      背凭れ(せもたれ)のない椅子が無言で迎えてくれる
      差し金の形をしたカウンターに肘をのせ
      まずビールを
      音のするほうへ目をやると
      ブロックにチョコンと置かれたテレビ
      その横にこれ以上差し込むことのできない
      タコ足配線のコンセント
      風の出所を見れば回る事が宿命とばかり首を振る扇風機
      天井から下げられたリボンのハエ取紙に
      何かを感じない訳にはいかない
      正面のガス台に朝顔のコンロ三台 壁にはタバコにすすけたお品書
      バラ タン レバ 冷奴 しらすおろしさらに絶品のかくし味「親子のスパイス」が
      客を魅了する
      開店50年以上汐入駅徒歩0分
      焼鳥喜楽には時代の波に跡形もなく
      消えていったEMクラブのネオンがボンヤリと見える

      横須賀市汐入町2-41   TEL 046-822-1019
      焼鳥 喜楽さんへプレゼント 2005年11月

    23

  • ◆ 逸見に降り 屋台立飲み薬缶酒
      案山子のネギは今日も呼ぶ呼ぶ


    私が中学1年生の頃、部活(野球部)から帰る途中たまに逸見駅の階段のそばにある屋台の焼鳥「さくらい」に寄りシロを2本タレをいっぱいつけて自宅がある吉倉町までクチャクチャやりながら帰った事を思い出します。
    大人になったら腹イッパイ「さくらい」の焼鳥を食べたいと思いました。
    現在では名物のオジサンも他界され奥様と娘さんが五時~八時半頃まで営業しています。詩の中の案山子はここ数ヶ月前に新しく加わったメニューでタマネギとツクネがさしてあります。今はなくなってしまいましたがホーデンやパンクリーの焼鳥が懐かしく本当に旨かったです。
    焼鳥6本、薬缶、酒1合、520円。是非一度は来て下さい。
    逸見駅裏道徒歩一五秒 焼鳥「さくらい」さんへプレゼント  2005年12月

    24

  • ◆ 三姉妹歳は聞くめえ若松屋


    おそらく50年位営業しているでしょう。何年か前にお亡くなりになったおばあさんがカウンターの隅に腰掛けて、何も言わずニコニコしながらお客様が帰る時ペコリと頭を下げて「ありがとうございます」と言ってた事が印象的です。今では娘さんたちが「若松屋」のノレンを守っています。
    お刺身、天ぷら、エトセトラ、本当に美味しかったです。
    中央駅徒歩2分 「若松屋」さんへプレゼント  2005年12月
    若松町3-10  TEL 046-823-3147

    25

  • ◆ 口無くも味で勝負やトンのカツ


    おやじさんは無口ですけどトンカツ、メチャメチャ旨いですよ。最近、私はトンテキも食べます。
    若松町3-4  TEL 046-822-7773 「くすのき」さんへプレゼント 2005年12月

    26

  • ◆ SALT IN そうかなるほど 汐入か
      赤いグラスにトレビを想ふ


    イタリア料理のお店です。友人の田中さんに1年位前に御一緒させて頂きました。
    ピザやワインで楽しく過ごし、イタリアのトレビの泉を思い出しました。御夫婦で営業しています。
    汐入駅徒歩一分 「ソルトイン」さんへプレゼント  2005年12月
    汐入2-44  TEL 046-825-9696

    27

  • ◆利一郎 白きベスパで 時事を追う


    私の会社の前をUターンする白のスクーター、な、な、なんと毎日新聞の網谷さんじゃあ~りませんか。 いやはやビックリ、私めは瞬時にあの有名なイタリア映画「ローマの休日」を思い出しました。言わずと知れた、オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック主演による名作です。新聞記者に扮するグレゴリー・ペックが海 神トリトンの「真実の口」に手を入れるシーンは忘れる事が出来ません。おそらく網谷さんはグレゴリーのファンでしょう?
    新聞記者とは大変なお仕事、楽しい記事ばかりならいいでしょうけど、悲しくやるせない記事、権力に対する批判の記事、大変な事です。
    「ペンは剣よりも強し」と申しますがスクーターは自動車に勝てません。くれぐれも事故には気をつけて御活躍下さい。
    スクーターに飽きたら馬に乗って取材して下さい。カッコいいですよ。


    木村利三郎さんへの取材は本当にありがとうございました。
    毎日新聞記者 網谷さんへプレゼント  2005年12月

    28

  • ◆ CANVASにN・Y結ぶ利三郎


    「英語も分からないまま、ドル札を腹に入れ、ニューヨークに単身渡ったのが39歳。芸術家が集うビル、通称『クレージーハウス』で今でも創作活動を続けている」木村さんは横須賀市逸見の酒屋]に生まれた。7人兄弟の3男坊。神奈川師範(現横浜国大)の学生時代に終戦。戦後は法政大で美学を学び、谷川徹三に師事し、創作活動を始めた。東京版画ビエンナーレ展など内外で受賞し、その作品は高く評価されている。マンハッタンのビル3階に住んで37年。2001年9月11日の同時多発テロは自宅から1キロほどで起きた。「屋上から二機目のテロを目撃した。あたりがグレー一色に包まれた」とテロに狙われた大都市の崩壊を語る。個展は11月12日~18日にウェルシティ市民プラザ(横須賀市逸見)で開く。200点の中から約60点を展示する。友人らが手伝う個展に先立ち、今月13日~20日まで有隣堂六本木ヒルズ店(東京都港区)、同16日~27日まで有隣堂本店ギャラリー(横浜市中区)で来日記念展が開かれる。個展での注目は「横須賀」を描いた油彩画。明治時代と現在の地図四枚をもとに構想を練った。「横浜に比べ、横須賀は絵になりにくい街。猿島に橋がかかるなど、未来の横須賀を想像して描いたよ」自信を示す。
    五年ぶりの帰国だが「日本人は疲れているな、と驚いた。電車の中で居眠りしている人が多いし、何かあくせくしている。オリジナルな横須賀人がもっと出てほしい」と厳しい批評の目も健在だった。
    2005年9月7日 毎日新聞 網谷利一郎


    出身地の横須賀市で個展を開催中のニューヨーク在住の画家、木村利三郎さん(81)が13日、母校の私立沢山小など3小学校に自作の絵画を寄贈した。ウェルシティ市民プラザ3階(同市西逸見町)の会場で、都市をテーマにした5作品が並べられた。色鮮やかなリトグラフで、校長らに好きな絵画を選んでもらった。沢山小の内村新一校長は「シドニー」を選び、長浦小の津島利光教頭は「リオ」になった。「バンコク」をもらった逸見小の森本久美子校長は「明るい色彩で、子供たちが喜びそう。玄関に飾りたい」と喜んだ。同プラザでの個展は18日まで。講演前に小泉純一郎首相から「単身ニューヨークに渡り、40年もの独自の活動に敬服します」との祝電も届いた。
    2005年11月14日 毎日新聞 網谷利一郎


    横須賀出身で米・ニューヨークで活躍している画家の木村利三郎さん(81)が9日、油彩画二点を横須賀市に寄贈した。市は、年明け以降に同市小川町の市役所での公開を予定している。木村さんは1924年に同市逸見で生まれ、64年に渡米。画家、版画家として大都市の創造、崩壊、再生をテーマに独自の文明批判を展開している。現在もニューヨークで創作活動を続け、スミソニアン博物館やニューヨーク近代美術館などに作品が所蔵されているという。
    今回寄贈したのは「2025年?YOKOSUKA」(縦78センチ、横92センチ)私のNEW YORK」(縦92センチ、横78センチ)油彩画二点。蒲谷亮一市長に、作品を手渡した木村さんは「『2025年?YOKOSUKA』は、新旧三枚の横須賀の写真を見て、イメージしながら未来の横須賀を描いた」などと作品について説明。市長は「寄贈された絵は市民の皆さんになるべく目に触れるように飾らせていただきたい」と感謝していた。
    2005年12月10日 神奈川新聞 真野大樹


    11月開催した木村利三郎さんの個展も無事に終了し、ホッとしました。開催するにあたり、協賛してくださった方々(45名)、またお手伝いしてくださった方々、情報を伝えて頂いた神奈川新聞、読売新聞、毎日新聞の各社には御礼申し上げます。入場者数は延べ1350名文中N・Yとは・・・Nはニューヨーク、Yは横須賀です。
    利三郎さん、個展の企画をさせて頂きまして本当にありがとうございました。お酒の飲み過ぎには注意してニューヨークで頑張って、また横須賀に来て下さい。
    木村利三郎さんへプレゼント  2005年12月

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