2015年3月28日(土)恒例の「三浦按針献花式」が、三浦按針(ウィリアム・アダムス)夫妻の墓所のある県立塚山公園で開催しました。絶好の好天気に恵まれ、桜が開花し始めた塚山公園には多くの家族連れ、若者のグループたちが集って、この式典に参加してくれました。今年の三浦按針役は、横須賀インターナショナルスクールの英語教師のイギリス人ジャック・ソンバー(25)さん、妻お雪さん役は、地元逸見の田沼隆恵さん、ガリバー役は、横須賀市立中学校英語講師 ダニエル・フランシスさんが務めました。按針役のソンバーさんは、日本で居合道を学んでいるとあって、身のこなしも、歩き方も武士になりきっていました。そして日本語が堪能であるばかりでなく、日本の歴史にも造詣が深く、軽妙な挨拶には参列者から拍手喝さいを受けるほどで、まさに適役でした。主催者の「未来塾」雑賀会長の挨拶に引き続き、三浦按針が洋式帆船2隻造った伊東市からも、大川唐人会の北村会長が来賓として参加されました。アダムス、お雪さん、ガリバーによる献花が行なわれ、名司会進行役の岩澤さんのリードで式典は大いに盛り上がりました。つづいて参列者を交えてアダムスの故郷イギリスの名曲「埴生の宿」や「按針賛歌」を「按針の町 逸見を愛する会」石井氏によるハーモニカ伴奏で合唱しました。その後、参列者全員が1人づつ献花を行い、遠く異国からやってきて逸見の領民に善政を行った三浦按針、そして按針のモデルとしてイギリスの作家スィフトによって描かれ、全世界で人気のある「ガリバー」を偲び、きょう1日ハッピーな気分に浸りました。(G)
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