○第2回按針サミット式典および第68回伊東按針祭開催
平成26年8月10日(土)、折しも台風接近により、時々強い雨に見舞われる日、静岡県県伊東市で第2回按針サミット式典および第68回按針祭が伊東観光会館で開催されました。式典会場は、雨天にも関わらず多くの人が来場し、館内は期待を膨らませる雰囲気が漂いました。第2回按針サミットは、伊東市佃市長の開会宣言にはじまり、外務大臣、英国大使、オランダ大使、メキシコ大使(それぞれ代理)そしてアメリカ海軍横須賀基地司令官などが賛辞を述べられました。つづいて按針ゆかりの伊東市佃市長、横須賀市吉田市長、平戸市黒田市長から按針との関わりや按針の果たした功績が紹介され、三浦按針の功績を全国に伝達して行こうと、NHK大河ドラマに採用していただく活動をしていること等が案内されました。今回、出席予定だった臼杵市中野市長は台風の影響で、欠席でしたが、市が三浦按針との関わりを大切にしていくというメッセージが紹介されました。ウィリアム・アダムスの故郷メドウェイ市からも地元高校生四名が来日して出席し祝辞を述べました。また、今回は、オブザーバーとして、三浦按針とは間接的な関わりの御宿町長や徳川家康ゆかりの静岡市市長(代理)も出席し挨拶されました。その後、地元伊東小学校生徒による按針賛歌の合唱が披露され、心打つ歌の響きに会場は盛り上がりました。続いて、三浦按針の菩提寺、横須賀市浄土寺逸見住職による「按針の魅力」と題した特別講演が行われ、将軍徳川家康に信頼され、地元のみならず日本橋の魚河岸関係者にも深く愛された三浦按針を賛辞して、会場の人々に熱く語られました。このあと、三浦按針に関わる活動に功績のあった方々の表彰が行われ、地元伊東市在住の彫刻家
重岡建治氏が按針賞を授与されました。夜間に入ると雨もあがり、中止を危惧された花火大会は決行されることになりました。伊東の海岸に集まった市民や旅行者は、轟く轟音とともに夜空を輝明する大輪に喝采し、大きな感動に酔いしれました。(按針の町
逸見を愛する会: 石井義文)